2022ホリデーシーズンを前に
フェイクブランド広告が急増

ここ数週間内で、GeoEdge のセキュリティアナリストが、日本における弊社のエコシステム全体で悪意ある広告アクティビティが増えていることを確認しました。

一年で最も活発なショッピングシーズン(ホリデーシーズン)が近づき、ウェブユーザーが不正行為やオンライン詐欺に非常に脆弱になるタイミングで、この悪意のある広告アタックの増加が見られるようになった、ということになります。

この類で最も多く見られる広告のデザインは、身近なブランドの画像を使ったバナーで、広告をクリックすることで大幅な価格割引が受けられることを示すものです。このようなバナーをクリックしたユーザーは、「期間限定」の取引を提供する、デザイン性の高いランディングページにリダイレクトされます。しかしこのページは、実はクレジットカード詐欺のページなのです。注文した人の手元に商品が届くことはなく、しかも、クレジットカードの情報は漏れてしまうのです。

 

*2022年11月第1週に日本で配信されたバナーとランディングページの例

これらのアタッカーは、検知を回避するために、複数のドメインと様々なHTMLパターンを使います。ドメインは通常48時間以内に公開され、その後は削除されるため、デジタル上の足跡はほとんど残りません。ここ数週間のアタックが始まって以来、GeoEdgeが監視している100以上のウェブサイトのうち90%以上でこのアタックが検出されています。

*標準的な300×250のバナーサイズは、ウェブページの上部や最も目につきやすい部分に配信されます。 これらの広告の高い視認性により、ユーザーは偽の悪意のあるアクティビティが掲載パブリッシャーと関わっていると連想してしまい、パブリッシャーはブランド品質と評判を下げてしまうことになりかねません。

GeoEdgeとIntageの共同調査によると、88%以上のサイト訪問者が、表示する広告コンテンツはウェブサイトや広告プラットフォームに責任あり、と考えていることが明らかになりました。

また、悪質広告を目にすると、ユーザーのウェブサイトブランドに対する信頼が低下し、3分の2のユーザーが、そのようなサイトでの滞在時間を減らすと答えています。

消費者庁は、オンライン電子商取引詐欺に対する警告を定期的に行っています。このような脅威に対する業界の意識は高まっており、メディアは広告収入に依存しながらブランドを成長させる方法を考え直す必要があります。

GeoEdgeのセキュリティチームは、フェイクブランド広告のアタックについて熟知しています。日本市場向けに開発したエンジンが、この種のアタックを自動的に検出してブロックし、ユーザーが詐欺に遭うことを未然に防ぐことができます。クリスマスと年末年始を控えた2021年の攻撃に関するレポートはこちらをご覧ください。

GeoEdgeでユーザーを保護し、サイトの評判を確固たるものにしましょう。弊社のソリューションは、450以上のパブリッシャーやプラットフォームから信頼を得ています。

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